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環境ニュース[国内]

イオン、ネットスーパーの配送車両に日産のEVテストカーを実験導入して実証運行

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.05.17 【情報源】企業/2012.05.15 発表

 イオンは、ネットスーパーの配送車両に日産自動車の電気自動車(EV)のテストカーを実験的に導入して実証運行を行う。イオン浦和美園店(さいたま市緑区)で近隣地域への食品の宅配などに利用し、配送車両としての実用性、効率性、必要装備などを調べ、実用化に向けて小売業の立場から性能向上につなげる。実証運行は、5月15日から約1カ月の予定。

 テストカーは、日本で2009年度から展開し、米国ニューヨークのタクシーにも選定された多目的商用車「NV200」がベースになっているEV「e-NV200」。1月に米国デトロイトモーターショーで試作車を初めて公開した。日産は、将来の市場投入に向けて実際の運行を通じた意見を反映させるため、モニタープログラムを実施。その一環でイオンに車両を提供した。

 EV普及を目指す日産と、環境保全活動を進めるイオンの考えが一致し、両社が協働する実証運行が実現した。イオン浦和美園店があるさいたま市は、EVの利用拡大のためのプロジェクトを展開し、充電設備の整備を推進。国の総合特区の「次世代自動車・スマートエネルギー特区」にも指定されている。イオンは市の方針に賛同し、浦和美園店で実証運行することにした。

 日産は、EVの優れた運用コストが企業の魅力になる、と商用でEVを使用する利点を強調し、将来、顧客ニーズに合った小型EV商用車を作るうえでイオンの評価結果が有効になる、と期待を寄せている。イオンは、総合スーパーやショッピングセンターなどグループの商業施設のうち25拠点にEV充電ステーションを配備。社用車としての利用も積極的に行っている。【イオン(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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