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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、プレオーガニックコットンプログラムが国連開発計画主導の行動に承認

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.09.03 【情報源】企業/2012.08.29 発表

 伊藤忠商事がインドで展開するプレオーガニックコットンプログラムが、国連開発計画(UNDP)が主導する商業活動と持続可能な開発実現を目指す世界的なイニシアチブ(取り組み)「ビジネス行動要請(BCtA)」に承認された。これによってプレオーガニックコットンの認知度が高まり、欧米の小売り大手やアパレルなどに幅広く採用される環境が整った。

 UNDPは途上国が援助を受けて有効に使えるように支援する国連機関。ビジネス行動要請は、企業、政府、開発援助機関が集まる世界的なネットワークで、商業的な成功と開発の成果を両立させるビジネスモデルの構築を推進している。伊藤忠は、オーガニック関連事業のクルック(東京都渋谷区)と2007年にプレオーガニックコットンプログラムを始めた。

 伊藤忠のプレオーガニックコットンプログラムは、インドの綿農家に対するオーガニック栽培促進が狙い。無農薬栽培に移行することで多量の農薬使用による健康被害や環境負荷の軽減を図る。オーガニックコットンに認定されるまでの3年間の移行期間に無農薬で育てた綿をプレオーガニックコットンと呼び、買い取りを保証して支援し、移行を促す。

 伊藤忠は、ビジネス行動要請への参加によってインドの綿農家の収入、健康、環境改善を約束した。2015年までに収穫量が5000tに拡大し、農地が約1.2万haに増加すると見込む。2011年には移行期間を経て555軒が無農薬農家となった。これまでは日本の環境意識の高い企業に限定した活動だったが、今後、プレオーガニックコットンの採用拡大が期待される。【伊藤忠商事(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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