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環境ニュース[国内]

カナダ連邦環境省 海鳥の個体数回復に 約2000万円を支出

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】/2000.10.14 発表

 アンダーソン環境大臣は、10月14日、カナダ西岸に生息する海鳥の一種「Marbled Murrelet」の個体数を回復させるため、今後3年間にわたって、25万カナダドル(約2000万円)を出資することを発表した。
 環境大臣は声明の中で、絶滅危惧種法を取り上げ、絶滅が懸念される動植物種の保護に関して、土地所有者、地域コミュニティ、科学者、産業界、政府機関が一体となって取り組むカナダ独自のアプローチを評価し、各アクターがさらなる協調を続けていくことの重要性を指摘している。
 「Marbled Murrelet」は、森林伐採による営巣地の減少、サケ漁で使用される漁網、さらに沿岸の原油流出等によって個体数が減少しており、保護を求める声が高まっていた。今回の出資により、科学的なプロジェクトを含めたさまざまな事業により、生息環境に脅威を及ぼすマイナス要因を減らすことが期待されている。
 カナダ政府はこの他にも、「生息地管理プログラム(the Habitat Stewardship Program)」として、カナダ全土で様々なプロジェクトを用意しており、今後5年間に渡り1億8千万カナダドル(約135億円)を絶滅危惧種保護のために支出することを2000年度予算で決定している。ちなみに今年度だけですでに4500万カナダドル(約33億円)が支出されている。【カナダ連邦環境省】

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