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富士通、ICT技術を活用した仮想型太陽光発電所の実証事業を福島でレオパレス21と開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.09.11 【情報源】企業/2012.09.06 発表

 富士通は、情報通信技術(ICT)を活用した仮想型太陽光発電所の実証事業を、福島県でレオパレス21と始める。アパートの屋根に設置した小規模の太陽光発電システムをICT技術で束ね、大規模な仮想発電所の実現を目指す。レオパレス21が展開する一括借り上げ方式の賃貸事業を生かし、新しい屋根貸し太陽光発電事業モデルの構築と検証を行う。

 富士通とレオパレス21の共同提案が、太陽光発電関連事業者で組織する一般社団法人太陽光発電協会の「2012年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業(福島実証モデル事業)」に採択された。同復興対策事業は、福島県で太陽光発電の先進的な取り組みを実施して有効性を検証し、普及モデルづくりを進めることが狙い。震災復興につなげる。

 実証は9月から2014年2月末まで福島県全域で展開。レオパレス21のアパート60棟に相当する出力計1MW(1000kW)規模の仮想太陽光発電所を構築する。点在するアパートの屋根に設けた太陽光発電システムをネットワークで集約し、日射量や発電量などを一元管理する。発電した電力はそれぞれで売電し、建物所有者に屋根の賃貸料を支払う仕組みとなる。

 さらに、アパートとアパートを結ぶ仮想空間をつくり、太陽光発電の情報を「見える化」するサイトを開発。発電状況やシステムの設置状況などを表示し、地域住民の意識向上を促す。実証では、屋根の賃貸契約と管理・運営の課題抽出、事業の採算性評価のほか、仮想太陽光発電所構築の要件やランニングコストの検証などを進め、事業化を検討する。【富士通(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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