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環境ニュース[国内]

東芝グループ、世界遺産の岩手・中尊寺にLED照明設備と太陽光発電システムを寄贈

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.09.18 【情報源】企業/2012.09.12 発表

 東芝グループは、世界文化遺産に登録されている岩手県平泉町の中心的な存在の中尊寺(岩手県平泉町)に、LED(発光ダイオード)照明設備と太陽光発電システムを寄贈した。東日本大震災からの復興支援活動の一環となる。建物の内外に金ぱくが貼られた金色堂の芸術性を効果的に表現する照明空間を実現した。9月22日の一般拝観から点灯する。

 金色堂は、新覆堂(しんおおいどう)と呼ばれる建物の中のガラスケースに収められている。東芝は、金色堂の外観や内部の仏像などの芸術性を損なわない色の美しさ、色合い、光源の見え方を検証。グループの照明技術を集めて十分な明るさと最適な色温度、自然光に近い演色性が再現できるように改修した。LED照明で省電力を図ると同時に、芸術性を引き出す。

 太陽光発電システムは、景観に配慮しながら、宝物館の讃衡蔵(さんこうぞう)売店の屋根に設置。5kW規模の出力があり、金色堂の照明で使われる電力量相当以上を発電できる。東芝は、自然と共生する平泉の理念に賛同し、自然エネルギーを活用する意味から太陽光発電システムを寄贈した。システムは、LED照明の改修に合わせて発電を始める。

 東芝は、LEDによる新しい照明によって中尊寺を訪れる人が増え、岩手県や東北地方の観光客増加につながる、と期待を寄せ、今後も、被災地の状況に合わせた支援を継続的に行う。東芝はフランス・パリのルーブル美術館にもLED照明を提供し、敷地内のナポレオン広場と同広場中央のピラミッドで置き換えが完了。現在、展示室などの改修を進めている。【(株)東芝】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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