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環境ニュース[国内]

シャープ、建築用ガラスに活用できるシースルー型の太陽電池モジュールを発売

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.09.28 【情報源】企業/2012.09.25 発表

 シャープは、建築用ガラスに活用できるシースルータイプの太陽電池モジュールを10月1日発売する。モジュールを屋根に取り付ける一般的な太陽光発電システムと違い、発電と同時に光を取り込みながら熱を遮るガラスになる。窓ガラスやベランダの手すりなどさまざまな場所に設置可能な建材として提案する。

 屋根や平地に置く太陽電池モジュールに付いている、架台との固定のための金属フレームを無くし、合わせガラス構造を採用。ガラス建材と同じように、サッシや手すりの枠に収められる。太陽電池セルの全面には細かな隙間(スリット)を入れ、直射日光をカットしながら、柔らかな太陽光が通過して室内に入るようにした。

 モジュールの変換効率は6.8%と、屋根に設置するタイプと比べて低いものの、適度な採光と遮熱性能があり、外の景色が見通せることから、発電もできる省エネガラス建材として利用できる。黒色を基調にしたデザイン性の高い外観も特長。建物の内外から見える場所に取り付けることで、環境への取り組みを効果的にアピールできる。

 ビル、マンション、病院、店舗などへの設置を想定する。シースルー太陽電池モジュールに加え、ニーズに合わせてパワーコンディショナー(電力変換器)、ケーブルといったシステム機器や、サッシ、手すり枠を組み合わせて提供する。モジュールは縦1402mm、横1001mm、厚さ9.5mmで重さは約33kg。最大出力は95.0W。受注生産となる。【シャープ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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