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環境ニュース[国内]

長野県 製材加工とバイオマス発電 塩尻に国内有数プロジェクト

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.29 【情報源】地方自治体/2012.09.14 発表

 長野県や塩尻市、征矢野建材(松本市)などは、塩尻市片丘の山林に国内有数規模の製材加工施設とバイオマス発電施設を組み合わせた林業活用の複合施設を建設する「信州F・POWERプロジェクト」を発表した。現在の県内原木生産量の30万m3に相当する木材を製材と発電に使用する意欲的な計画で、総事業費は約70億円。2015年の稼働開始を目指す。
 施設建設を予定する山林は、同市が大学誘致のために取得した18haのアカマツ林。征矢野建材が市から土地を借りて製材加工施設と全国初の国内森林資源活用型バイオマス発電施設を建設する。発電施設から出る余熱は、市が事業主体となって周辺地域の高齢者福祉施設などの冷暖房、ハウス栽培などの農業に活用し、県内に豊富な林業資源を無駄なく活用する。
 また県木材協同組合連合会や県森林組合連合会が原木の供給をサポート。県や国もさまざまな支援体制を整え、東大と信州大が技術的なアドバイスや提案を行っていく。計画を発表した阿部守一知事は「本県が森林県から林業県として発進していくための大きなプロジェクト。新しい林業の形を長野県から発進していきたい」と話す。 林務部信州の木振興課 TEL:026-235-7266 【長野県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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