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環境ニュース[海外]

国連環境計画、モントリオール議定書会議を前にオゾン層保護の足跡を振り返るセミナーを開催

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2012.11.27 【情報源】国連/2012.11.11 発表

 国連環境計画(UNEP)は、モントリオール議定書の採択25周年を記念して、1987年9月16日以降進められてきた同議定書の成果をたどるセミナーを開催した。同議定書は、オゾン層破壊物質(ODS)の生産と消費について段階的な削減と最終的な廃止を求めたもので、高い順守率によってこれまでODSの98%を段階的に廃止してきた。
 これによって、先月アメリカの航空宇宙局(NASA)および海洋大気庁(NOAA)が発表した南極オゾンホールは、ここ20年で最も小さい、最大820万平方マイル(約2100万平方キロ)を記録した。このほか、数千万件の皮膚ガン及び白内障の発症を回避させて数兆ドルの医療費を節減し、さらに1350億トンの二酸化炭素に相当する温室効果ガス排出を削減したという。今後の実施ステップとして、UNEPは、数万トンに上る代替フロンの段階的廃止と、オゾンや気候に害を与えず、かつエネルギー効率のよい持続可能な代替技術の普及に取り組んでいきたいとしている。【国連環境計画(UNEP)】

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