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環境ニュース[国内]

除染手法の効果に関する分析結果まとまる

エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.01.18 【情報源】環境省/2013.01.18 発表

 環境省は、平成25年1月18日、国及び地方自治体が福島県においてこれまでに実施した、主として平成23年度の除染事業について分析し公表した。
 今回の分析は、個々の除染手法の効果をとりまとめることを目的にしているため、分析した除染効果は、除染対象ごとの表面汚染密度の低減率を表している。
 公表によると、駐車場等のアスファルト舗装面では「洗浄」で50〜70%、「高圧洗浄」で30〜70%、「削り取り」で70〜90%程度となっている。「高圧洗浄」でばらつきが大きくなっている原因は、駐車場のように除染範囲が広い場合、地点によって作業方法がまちまちであったことや表面の状態(透水性や排水性の違い)が影響したとみている。
 校庭等の土のグラウンドで実施した「表土剥ぎ」では80〜90%程度と不陸が少ないグラウンドでは安定した低減率が確保できているとみている。
 また、側溝で実施した「堆積物除去」と「堆積物除去後高圧洗浄」では、前者が70〜90%、後者が60〜90%とほぼ同じであったことから、堆積物を除去するだけでも十分に効果的であるとしている。
 なお、今回の分析対象は、除染の方法等が必ずしも確立されていない初期の除染事業であり、その後の改善等が反映されていないものであることから、分析結果はあくまで暫定的なものとして取り扱うことが必要であるとしている。【環境省】

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