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環境ニュース[海外]

イギリス、ピートに代わる園芸用土の開発を支援

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2013.02.05 【情報源】イギリス/2013.01.17 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)のベニヨン政務次官は、園芸産業で栽培用土として用いるピート(泥炭)への依存を減らし、これに代わる持続可能な栽培用土(剪定枝や雑草等、園芸残渣から作った堆肥など)へと切り替えていくための研究資金として100万ポンドの支援を発表した。具体的には、
・ピート代替品への開発促進、新製品の実証などの研究プログラムに5年間で100万ポンド
・持続可能な栽培用土を使用することの利点を公共部門に示すための実証プロジェクトに10万ポンド
・園芸・ガーデニング産業の将来に向けた計画実現への監督・調整を行う委員会設置
が実施される予定。
 ピート使用の削減は、気候変動生物多様性への対策にもなり、廃棄物由来の代替素材を用いることで、廃棄物の埋め立て量も削減できる。ピートは数千年かけて形成される、希少で有限な資源であることから、2011年に政府が発表した「自然環境白書」は、2030年までにイングランドでの園芸用ピートの使用を全廃する目標を掲げている。気候変動の影響により、今後栽培用土の不足と価格上昇が予想されており、Defraは、持続可能な栽培用土へと移行することは、企業にとっても有益で、園芸部門の長期的持続可能性を向上させるものだとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)】

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