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環境ニュース[国内]

豊田自動織機、燃料電池フォークリフトを開発、豊田合成北九州工場で実証実験開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.02.13 【情報源】企業/2013.02.07 発表

 豊田自動織機は、専用の燃料電池システムを搭載したフォークリフト2台をトヨタ自動車と開発した。豊田合成の北九州工場(北九州市八幡東区)で実証実験を始めた。環境負荷低減効果や経済性などを検証する。北九州市が経済産業省の支援で進める環境・エネルギープロジェクト「北九州スマートコミュニティ創造事業」の一環となる。
 燃料電池フォークリフトは2台とも2.5t積みで、新開発の小型・高効率のフォークリフト用燃料電池システムを装備する。稼働中のCO2排出がないうえ、燃料となる水素が約3分で充てんでき、8時間の連続稼働が可能。燃料充てん時間が短いことから、充電や電池交換が必要な電動フォークリフトと比べ、稼働効率を大きく向上させられる。
 フォークリフトの可能性を広げる新たな機能として、AC100Vのコンセントを搭載する。1kWの電力を15時間供給でき、電動工具などの電源に活用したり、非常用の電源になる。さらに、インターネットを介してソフト・サービスを提供するクラウドを利用した遠隔モニターシステムによって稼働、故障、メンテナンス情報を一元管理する。
 燃料電池は、水素と空気中の酸素の化学反応で電気をつくる仕組みで、CO2を排出しないため自動車で実用化が進められ、フォークリフトなど産業用車両でも期待されている。豊田自動織機は、2005年10月に燃料電池車の試作車を開発し、研究開発を推進。今回始めた燃料電池フォークリフト2台での実証実験を今後の開発に反映させる。【豊田自動織機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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