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環境ニュース[海外]

ドイツ ナノ技術研究戦略に関する最初の報告書を公表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2013.04.03 【情報源】ドイツ/2013.03.20 発表

 ドイツ連邦環境庁は、報告書「ナノ技術−ナノ材料の健康・環境リスク」を公表した。革新性とダイナミック性を伴い、資源保全、省エネルギーへのチャンスを提供するナノ技術は、一方では全ての新技術と同様に、消費者や労働者の健康、そして環境に影響を与える可能性を持っており、多くの疑問が解明されていない。連邦環境庁は、連邦労働安全衛生研究所と連邦リスク評価研究所と共同で、これらの疑問を解明し、そのチャンスやリスクを慎重に考慮することを目的に、2007年に研究戦略を策定した。このプロセスには、現在、連邦物理技術研究所と連邦材料試験研究所も加わっている。今回公表された報告書は、戦略の最初の報告書であり、ナノ技術のチャンスとリスクに関する85以上の研究プロジェクトの状況と重要な結果をまとめている。特に、測定・検査方法の開発、ヒトと環境への負担測定、リスク評価において成果が出ており、課題の多面性を示しただけでなく、重大なリスク要因をはじめて限定することを可能にしたとしている。今後の研究では、多数の個々のナノ材料に関する浪費的な調査を回避し、一方で労働者、消費者、環境を保護に確実な証拠を導くことが求められている。【ドイツ連邦環境庁】

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