EU　2015年に予定されている新しい気候変動国際協定に対する意見募集を開始

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.04.11 【情報源】／2013.03.26 発表

　欧州委員会は、気候変動克服に向けた新しい国際協定の構想について人々の議論を導くことを目的にしたコンサルティングペーパーを承認した。ここでは重要な課題についてとりまとめており、2015年末までに提出され、2020年以降に有効となる新しい国際協定を最善の形にするために、加盟国、EU機関、ステークホルダーに対し意見を表明することを求めている。オンラインでの意見受付は、6月26日まで。4月17日には、ブリュッセルにおいて、ステークホルダーが参加する会議が開催される。ヘデゴー気候変動担当委員は、「コペンハーゲン会議では、世界の指導者たちは、気候変動の深刻な影響を防ぐために、気温上昇を2℃以下に抑制する目標を設定した。これは良い目標であるが、我々は、日々、この目標から遠ざかっており十分ではない。より多くの行動を必要とする。目標を達成するためには、全ての主要経済国が、それぞれの現在と将来の能力に応じた行動をとることに合意した野心的な国際協定が不可欠である。コンサルティングペーパーは、EUの立場を形成し、2015年に最善の結果を得るために貢献するものである」とコメントした。【欧州委員会気候行動局】