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環境ニュース[国内]

イギリス公共政策研究所、電気自動車に駐車等で便宜を図る「グリーンバッジ」を提案

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.04.12 【情報源】/2013.03.28 発表

 イギリス公共政策研究所(IPPR)は、同国における電気自動車等の超低公害車の普及を促進するため、駐車料金や渋滞税、道路通行料の免除等の特典を与える「グリーンバッジ」制度の導入を提案した。この制度は、現行の身体障害者用「ブルーバッジ」に倣い、超低公害車のドライバーに対して、公営駐車場や駐車許可の必要な場所での無料駐車、道路端の赤・黄色2本線表示(駐停車禁止・駐車禁止)区域での駐車権など様々な特典を与えるというもの。その財源は地方自治体が従来型自動車に課す駐車料金から調達するとしている。この他、ダラム市等の渋滞税の免除や、M6・セバーン橋・クリフトン吊橋等の有料道路の無料化等も提案している。
 現在イギリス政府は、超低公害車の国内需要を喚起するため、プラグイン車の補助金制度を設けている。しかし2012年末時点での補助金申込件数は3236件で、同国の2012年全登録車数の0.01%にも満たず、他の欧州諸国やアメリカに遅れをとっているのが現状である。また超低公害車の優先駐車権に関する政策が地方自治体によって異なるため、近隣地域で政策を統一し、ドライバーに与えられる特典が明確にわかるようにする必要があるという。【イギリス公共政策研究所(IPPR)】

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