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環境ニュース[国内]

三菱重工業・三菱商事、シンガポールの新交通システムの輸送力を増強する工事受注

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.05.27 【情報源】企業/2013.05.22 発表

 三菱重工業は、三菱商事と共同でシンガポールの新交通システムの輸送力を増強する工事を同国陸上交通局から受注した。現在1両だけで運行しているゴムタイヤ式の全自動運転車両の2両連結化を中心に変電設備なども手掛け、2016年の完了を予定する。同国北東部の新興住宅地区を走るセンカン線とプンゴル線の2路線が対象となる。
 両線は地下鉄北東線の2駅と住宅地を結ぶ計約22kmの支線で、三菱重工が開発した海外都市交通向けのゴムタイヤ式全自動無人運転車両の最初のプロジェクトとして三菱商事と受注し、2003年に開業。乗客数増加に伴って輸送力増強が必要になり、陸上交通局は開業以来の安定した運行実績やアフターサービスを評価して両社に発注した。
 受注した工事は、2両を連結して運行可能な新車両16両の納入と、既存の車両41両のうち16両の改造、変電設備の電力容量増強、信号設備の位置や運転制御システムの変更など。三菱重工は、新しい車両の製造と車両・信号や電力設備の改造に向けた設計、機器供給、据え付け工事、試運転を手掛ける。工事・試運転は営業時間外に行う。
 新交通システムは自動車・バスのCO2排出を削減する効果があることから世界各地で導入が進み、三菱重工は両線以外に米国、香港、シンガポール、韓国、ドバイの空港向けに納入したほか、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の新造車両108両やマカオの軌道系交通システム一式を受注。今後も改造工事を含めて受注拡大を図っていく。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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