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環境ニュース[国内]

伊藤園、リサイクル茶殻を紙パルプに配合した「茶殻入りエコ・カレンダー」を開発

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2013.05.31 【情報源】企業/2013.05.27 発表

 伊藤園は、独自の「茶殻リサイクルシステム」を活用してリサイクルした茶殻を紙パルプに配合した環境配慮商品「茶殻入りエコ・カレンダー」を、カレンダー企画・販売のトーダン(東京・荒川区)と共同開発した。茶殻を有効活用することで紙原料の使用量を削減する。2014年版のカレンダーにしてトーダンと全国の代理店で販売する。
 江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の絵を現代風にデザインした絵柄を採用し、「北斎カレンダー」の名称で展開する。縦531mm、幅242mmの壁掛けタイプ(6枚)と、縦156mm、幅180mmの卓上タイプ(15枚)がある。このうち壁掛けタイプは、100部あたりで伊藤園の緑茶飲料「お〜いお茶」の500mLのPETボトル約300本分の茶殻を使用している。
 茶が植物としてCO2を吸収しているため、壁掛けタイプ100部で約2200gの茶殻由来のCO2が固定され、紙の使用量削減と合わせて環境に配慮した商品となる。配合した茶殻が模様を描いて独特のデザインを形成し、北斎の絵をアレンジしたデザインを印刷して「和」のイメージを演出した。茶の香りがするほか抗菌・消臭効果も特長となる。
 北斎カレンダーはどちらも1部1000円。茶殻のリサイクルとデザイン性が評価され、業界団体の全国カレンダー出版協同組合連合会から技術賞を受賞した。茶殻リサイクルシステムは日本茶飲料の製造過程で排出される茶殻を乾燥させることなく活用。伊藤園はこれまでに畳、石こうボード、タイル、名刺、紙ナプキン、封筒などを開発した。【(株)伊藤園】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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