一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日立製作所、ベトナム初の都市鉄道となるホーチミン市の高架・地下鉄設備を受注

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2013.06.14 【情報源】企業/2013.06.11 発表

 日立製作所は、ベトナムで初めての都市鉄道となるホーチミン市の高架・地下鉄設備一式の受注契約を、同市人民委員会鉄道局と結んだ。同市では、急速な経済発展に伴って深刻化する交通渋滞の解消と環境保全を目的に複数の都市鉄道路線が計画され、今回はその第1弾となる。2018年初めの開業を予定する。
 日立が設備一式を受注した路線はホーチミン都市鉄道1号線と呼び、ホーチミン市中心部と、北部地方行きバスターミナルがある市北東部の玄関口を結ぶ。総延長は19.7kmで高架区間と地下区間が設けられる。契約総額は約370億円となる。開業後の保守を5年間担当する別の契約も締結することにしている。
 日立は、車両17編成 (51両)、信号システム、列車無線などの通信システム、受変電設備に加え、ホームドア、券売機・改札機、車庫設備を含む設備一式を納入する。ベトナムではホーチミン市に加えて首都ハノイ市でも都市鉄道が計画され、今回を機に同国を含む東南アジアで積極的な受注活動を進める。
 ベトナムはおびただしい数のバイクをはじめとする道路交通量の急激な増大が大きな社会問題になり、公共交通による渋滞解消と環境保全が急務になっている。ホーチミン都市鉄道1号線はベトナム初の本格的都市鉄道事業で、日本の技術を活用する条件付きの円借款が国際協力機構(JICA)から供与される。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク