第32回温泉関係功労者として11名を表彰へ

【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2013.06.25 【情報源】日本／2013.06.25 発表

　環境省は、平成25年6月25日、温泉関係功労者として、11名を平成25年7月10日に大臣表彰すると発表。
　温泉関係功労者表彰は、温泉の保護や、温泉の採取等に伴って発生する可燃性天然ガスによる災害の防止、また温泉の適正利用に関して、特に顕著な功績のあった個人・団体の功績をたたえるため、昭和57年度から実施されているもので、今回は第32回目の表彰。
　今回表彰を受ける11名のうち、大妻女子大学教授の井上　源喜氏の功績は、昭和59年より温泉水及び熱水環境中の有機物に着目した研究を行ってきた。
　特に、温泉水及び熱水環境中の全有機炭素や全窒素の定量を始め、多数の有機化合物のガスクロマトグラフ・質量分析計を用いた分析手法の開発に貢献した。
　これらの研究は、温泉資源の特徴の把握及び温泉利用における安全性確保並びに飲泉基準の設定の際の基礎技術として有益であり、その成果は温泉資源の保護と適正利用に多大に貢献した。【環境省】