一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱電機・三菱重工、関西電力と冬に実施した節電プログラムで需要抑制を確認

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.07.08 【情報源】企業/2013.07.03 発表

 三菱電機と三菱重工業は、関西電力とともにけいはんな学研都市の約700世帯を対象に冬に実施した節電プログラムで、電気使用状況の「見える化」や時間別料金、ピーク時変動料金による需要抑制効果を確認した。冬の期間のプログラムは初めてだったが、昨夏と比べた需要抑制率は時間帯別料金が大きく、ピーク時変動料金は小さかった。
 節電プログラムは「電気のかしこい使い方プログラム」と呼ぶ。京都、大阪府、奈良県にまたがるけいはんな学研都市で展開されている「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の一環として、2012年12月17日〜2013年2月28日に実施した。2012年7月23日〜同年9月28日の夏の実証に続いて冬の効果を調べた。
 配布したタブレット端末での電気使用の「見える化」、節電依頼のお知らせに加え、季節や時間で異なる時間帯別料金と、需要ひっ迫時の料金を2倍、3倍、4倍にするピーク時変動料金をグループに分けて適用した。その結果、需要抑制効果は時間帯別料金が14.9%減、ピーク時変動料金は2倍が2.4%減、3倍は4.4%減、4倍で6.4%減だった。
 昨夏は時間帯別料金が8.2%減、ピーク時変動料金はそれぞれ9.3%減、11.7%減、14.1%減で、冬と夏で異なる特徴が見られた。節電依頼だけの効果が冬は11.0%減と昨夏の3.6%減より高く、冬は普段から節電しているため、ピーク時変動料金時に追加する節電手段が少なかったと分析している。プログラムは7月8日〜9月18日にも実施する。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク