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環境ニュース[国内]

富士電機など、けいはんな次世代エネルギー・社会システム実証のBEMSが本格稼働

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.02.08 【情報源】企業/2013.02.06 発表

 富士電機が古河電気工業などと「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の一環で構築したBEMS(ビルエネルギー管理システム)の全設備が、京都府精華町の複合ビル「けいはんなプラザビル」で本格稼働を始める。導入してきた設備がそろい、2014年度末まで全体を稼働させてシステムを実証する。
 けいはんなプラザビルは、オフィス、実験室、ホール、会議室、レストラン、ホテルなどを備える。構築したBEMSによって施設内の機器を効率的に運用して省エネを推進し、電力需給がひっ迫した際、電力会社からの要請で電気使用を抑制したり別の時間帯にシフトして需給バランスを保つデマンドレスポンスで電力の負荷を平準化する。
 BEMSは2012年9月から順次、実証を始め、オフィス、実験施設、レストランなど約80テナントでエネルギーを「見える化」したほか、30kWh相当の定置型リチウムイオン蓄電池での負荷平準化効果など、各種の試験を実施している。今回、ホテルの客室5部屋に表示器、各種計測器を設置して宿泊者に省エネを促す宿泊プランを開始する。
 けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクトは、けいはんな学研都市と呼ばれる京都、大阪府、奈良県にまたがる地域で展開する環境・エネルギーの取り組み。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」の1つに選定され、2011年に立ち上げた。効率的なエネルギーシステムの確立を目指す。【富士電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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