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環境ニュース[国内]

富士通総研、複数の家電や住宅設備機器を一元的に自動制御するHEMS開発に着手

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.07.16 【情報源】企業/2013.07.10 発表

 富士通の100%子会社でコンサルティング・研究開発を手掛ける富士通総研は、複数の家電や住宅設備機器を一元的に自動制御する住宅エネルギー管理システム(HEMS)の開発に富士通とともに着手する。住宅に設置したセンサーから電力の使用状況や住人の行動パターンを取得し、各世帯の特性に合わせた適切な省エネ制御を目指す。
 富士通総研は、環境省の「2012年度HEMS制御によるCO2削減効果の調査事業」を受託し、省エネ効果が高く住人の負担が少ない機器制御システムを富士通と開発して効果を検証した。モニター世帯で冬の電力消費量を10%以上削減できる可能性が示されたことから、これを踏まえて家庭の複数の家電や住設機器の自動制御に取り組む。
 今回は、環境省の「2013年度各家庭のライフスタイルに合わせた需要サイドの低炭素化サポートシステム普及促進実証事業」を受託した。HEMS専用機器ではなくパソコンで実現し、富士通の個人向けデータ管理サービス「My Cloud(マイクラウド)」を活用する。マイクラウドはエアコンなどの家電を外出先からコントロールできる。
 開発する自動制御システムは、部屋が適温になったらエアコンの運転を止めて代わりにサーキュレーターを回すなど、家電をネットワーク接続して種類やメーカーが異なる複数の家電を組み合わせたり、世帯や個人で違う電力の使用パターンをセンサー情報から把握して家電を制御する。マイクラウドの機能として順次、搭載していく。【(株)富士通総研】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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