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環境ニュース[国内]

三菱重工、台湾電力から大規模天然ガスだきGTCC発電所建設プロジェクトを受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.09.06 【情報源】企業/2013.09.03 発表

 三菱重工業は、台湾公営の台湾電力から大規模天然ガスだきガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所建設プロジェクトを一括受注した。最新鋭のガスタービンを中核機器にした発電効率の高いGTCC発電設備3系列で、総計260万kWの出力がある。2016年9月〜2017年6月の運転開始を計画している。現地建設大手との共同受注となる。
 受注した発電所は「通霄(トンシャオ)発電所」と呼ばれ、台北市の南西約150kmに位置する苗栗県に造る。台湾の長期電源開発計画に基づき、台湾電力が既存プラントを撤去して新たに建設し、経済発展に伴って増加が見込まれる電力需要に対応する。台湾電力は発電から送電・配電まで一貫して手掛ける台湾で唯一の公営電力会社となる。
 3系列計260万kWのGTCC発電設備は、ガスタービン6基、蒸気タービン3基と、排熱回収ボイラー、発電機などで構成し、三菱重工はこのうちガスタービン、蒸気タービンなどを製作して供給する。発電機は三菱電機が製作する。共同受注した台湾のエンジニアリング・建設最大手のCTCIが現地工事を手掛ける。三菱商事が取扱商社になっている。
 GTCC発電は、ガスタービンで発電した後、その高温の排熱を利用して蒸気タービンでも発電する仕組みで、化石燃料を使用した発電設備で最もクリーンで燃費効率が高く、エネルギーの有効利用と環境負荷低減が可能になる。GTCC発電に三菱重工のガスタービンを使うと、従来型の石炭だき火力発電と比較してCO2排出量を約50%低減できる。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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