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環境ニュース[海外]

アメリカ、絶滅が危惧される在来ニジマスの回復に連邦・州・郡が協力

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2013.09.19 【情報源】アメリカ/2013.09.05 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)、国立海洋大気庁(NOAA)海洋漁業局、カリフォルニア州沿岸保全委員会(SCC)、サンマテオ郡資源保全委員会(RCD)は、絶滅危惧種である在来ニジマスの遡上を妨げていたボンド堰の撤去工事がまもなく完了すると発表した。これにより、サンフランシスキート川上流にある産卵場へのニジマスの遡上が可能になる。この川は、サンフランシスコ・ベイエリアの都市河川としては数少ない自然の流れをとどめた河川で、ニジマスの回復に重要な8河川の一つとされ、2005年にはNOAAにより「重要生息地」に指定されている。ボンド堰は、エル・パロ・アルトと呼ばれる歴史あるアメリカスギを川岸の浸食から守るため、100年前にコンクリート壁と併せて設けられたもので、ニジマスの遡上の妨げとなっていた。今回のプロジェクトでは、堰を撤去して上流にある40マイルに及ぶ産卵場や稚魚の生育場への遡行を可能にするだけでなく、大雨に耐えられるような新しい岩石材を用いて、河床も保護・強化している。EPA、NOAA、SCCはこのプロジェクトに総額約30万ドルを助成した。【アメリカ環境保護庁】

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