ドイツ　室内空気の汚染から子供の健康を守るための助言集を公表

【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2013.09.27 【情報源】ドイツ／2013.09.11 発表

　ドイツ連邦環境庁は、子供の健康を守るために室内空気の汚染防止に関する助言をまとめたパンフレットを公表した。パンフレットは、連邦放射線保護庁、連邦リスク評価研究所、ロベルト・コッホ研究所、そして連邦環境庁が作成したもので、無料でダウンロードが可能。子供や青年は、90％以上の時間を室内で過ごしているが、教室や子供部屋において、有害物質の高い濃度が観測されることが多い。例えば、校舎の改修後の学校は化学物質汚染が発生、また大人数が狭い空間に集まる教室内では二酸化炭素の濃度が急速に上昇する。パンフレットでは、子供は大人よりも環境汚染に影響を受けやすく、さらに子供は大人とは異なる行動をとることも含め、多数の助言をまとめている。また、健康的な室内空間だけでなく、例えば安全な子供用家具やベビーフォンから発せられる電磁波への対処といった環境に要因する子供の病気や健康予防について、詳しく説明している。【ドイツ連邦環境庁】