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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、インドネシアで廃熱回収発電設備を受注、JCM適用へ実現可能性を調査

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.11.14 【情報源】企業/2013.11.11 発表

 JFEエンジニアリングは、インドネシアのセメント最大手の国営企業、セメンインドネシアから廃熱回収発電設備を受注した。2015年3月の完成を予定する。JFEエンジは設備導入に関して環境省から「2国間クレジット制度(JCM)」適用に向けた実現可能性調査を受託し、調査に着手した。同国は日本と同制度の2国間文書に署名している。
 受注した廃熱回収発電設備はセメンインドネシアのトゥバン工場(トゥバン市)に設置する。セメントを製造する時に出る廃熱を利用して発電を行う仕組みで、約28MW(2万8000kW)の発電規模がある。ボイラ−、蒸気タービン、発電機などの主要機器で構成し、JFEエンジが設計・製作した後、現地企業に据え付けを発注する。
 廃熱回収発電設備は、未利用だった廃熱で発電するためCO2削減効果が大きく、この設備をフル稼働すると約13万tの削減量が見込まれる。2013年度の実現可能性調査を経て2014年度に設備補助事業に採択されると、稼働後にCO2削減量を確認して補助金が交付される。補助率に応じて設備での削減量の一部が日本の排出枠として発行される。
 2国間クレジット制度は、優れた低炭素技術などの普及によって途上国で実現する温室効果ガス排出削減量を日本の排出削減目標の達成に活用できる制度だ。JFEエンジは、セメンインドネシアと10月23日に環境分野の包括業務提携を結んだ。同社はインドネシアとベトナムに工場を持ち、今後両社はこの2カ国で環境事業を展開する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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