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環境ニュース[国内]

環境配慮型経営の意思決定に役立つ「環境管理会計手法ワークブック」発行

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2002.06.28 【情報源】経済産業省/2002.06.28 発表

 経済産業省は企業の内部環境会計の手法をまとめた「環境管理会計手法ワークブック」を発行する。
 環境会計は、事業の中での環境保全活動のコストや保全活動により得られた効果を、貨幣単位または物量単位で定量的に把握・分析し、公表するための仕組み。事業者にとっては自社の環境保全への取組みを効率的・効果的なものにしていく経営管理上の分析手段として利用でき、企業の外にいる利害関係者にとっては、企業の環境保全活動みを理解するための有効な情報として利用できる。
 環境省がまとめた「環境会計ガイドライン」が企業の外部への情報開示に重点を置いているのに対し、経済産業省が今回まとめたワークブックは、企業が環境に配慮した経営上の意思決定を行う際に使用可能な具体的手法を提案。環境省のガイドラインと相互に補完しあう内容を目指した。
 ワークブックの具体的な内容は、「序章 環境管理会計調査の意義と概要」「第1章 環境管理会計手法の全体像」「第2章 環境配慮型設備投資のマネジメント」「第3章 環境配慮型原価管理システム」「第4章 マテリアルフローコスト会計」「第5章 ライフサイクルコスティング」「第6章 環境配慮型業績評価システム:環境パフォーマンスと企業業績評価」「第7章 環境管理会計手法の更なる発展と普及のために」「補論 環境対策の経済的評価手法の検討―コンジョイント分析調査―」の各章から構成されている。このうち、第2章から第6章ではテーマごとの手法について提案、解説、事例が掲載されている。
 なお、ワークブック作成にあたっては、社団法人産業環境管理協会に調査研究を委託。産業環境管理協会は「環境会計委員会」と委員会の下に「環境配慮型設備投資決定手法」「環境配慮型原価管理システム」「マテリアルフローコスト会計」「ライフサイクルコスティング」「環境配慮型業績評価システム」の5つの課題を検討するためのワーキンググループを設置し、平成11年度から13年度までの3年計画で内容を検討した。【経済産業省】

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