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環境ニュース[国内]

電源開発、竹原火力発電所の新1号機建設を開始、環境影響評価の手続きが終了

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2014.03.06 【情報源】企業/2014.03.03 発表

 電源開発(Jパワー)は、竹原火力発電所(広島県竹原市)の新1号機の建設を3月1日に始めた。計画に関する環境影響評価の手続きが終了したことから、同日付で同発電所の構内に「竹原火力新1号機建設所」を設けて工事に着手した。新1号機は石炭を燃料にする。2020年9月の運転開始を予定している。
 新1号機は出力が60万kWあり、超々臨界圧の微粉炭火力発電方式を採用した。超々臨界圧は蒸気を高温・高圧にする方式で、発電効率が高く、CO2排出が抑制できる。エネルギー効率を向上させるとともに最新設備の導入で硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、ばいじんを削減して環境負荷を抑える。
 竹原火力発電所は1号機(25万kW)が1967年、2号機(35万kW)が1974年、3号機(70万kW)が1983年に運転を開始し、計130万kWの石炭火力発電設備が稼働している。1、2号機は建設から長年経過して設備の経年化対策と発電量あたりのCO2排出低減が課題になり、1、2号機の計60万kWを新1号機に更新する。
 環境影響評価書を2013年12月11日に経済産業大臣に届け出て、確定通知を受け取った後、12月20日〜2014年1月30日に広島県庁や竹原市役所などで評価書の縦覧を行い、今回着工した。Jパワーは全国7カ所に石炭火力発電所を保有している。設備出力は841万kWあり、日本の石炭火力出力シェアトップになっている。 【電源開発(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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