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環境ニュース[国内]

ドイツ ユネスコ生物圏保護区は地域経済に好影響を与えるとする研究結果を公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.03.26 【情報源】/2014.03.11 発表

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ国内に15地区あるユネスコ生物圏保護区における観光業の経済効果について研究結果を公表した。これは、連邦環境省がヴュルツブルク大学に委託して実施したもので、全15地区は、それぞれ、地域の経済成長の重要な要素になっていることが明らかになった。全保護地区合わせて年間約6500万人の観光客を集めており、関連する売上高は、8万6000人以上の生計に相当する30億ユーロ弱となっているという。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「生物圏保護区は農村地域の観光を活性化させる。これは、生物多様性にとってだけでなく、地域経済にとってもよいニュースである」とコメントした。研究は、国内の生物圏保護区を訪れる訪問者の構造、支出行動、モチベーションを調査したもので、これまで無名だった地域が、生物圏保護区に認定されたことにより利益を得たことが示されている。さらに、保護区特有の自然観光の商品開発に今後、大きな可能性があることが示されている。【ドイツ連邦環境省】

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