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環境ニュース[国内]

ソニー、電力系統用大規模蓄電システム研究・開発会社をカナダ電力会社と設立

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.04.18 【情報源】企業/2014.04.16 発表

 ソニーとカナダ最大の電力会社、ハイドロ・ケベックは、合弁会社を設立することで合意した。電力系統用の大規模蓄電システムと電池材料技術について研究・開発する。双方の技術を組み合わせ、需要拡大が予想される大規模蓄電システムのさまざまな用途への有効性を検証する。合弁会社は6月に同国東部のケベック州に立ち上げる。
 ソニーの電池技術と、ハイドロ・ケベックの電力系統経験を生かす。具体的には、ソニーのリチウムイオン二次電池、蓄電モジュール・システムの制御技術と、ハイドロ・ケベックの電力系統運用・制御技術、電池材料技術を活用する。大規模で高い安全性と信頼性を実現するシステムや、電力系統に適した材料技術を研究・開発する。
 電力系統用の大規模蓄電システムは、電力需要のピーク対策や、再生可能エネルギーの発電量変動の安定化、停電・災害時の電力供給確保などから需要増が見込まれる。ソニーはハイドロ・ケベックと組むことで、家庭・オフィス向け蓄電システムに加え、電力系統用蓄電システムの開発を推進する。
 合弁会社は大規模蓄電システムを開発し、変電所のピーク対策や再生可能エネルギーの系統連系など、各種用途への有効性を探る。ソニーは合弁会社の開発成果を活用して蓄電システム事業の拡大を目指す。ハイドロ・ケベックは発電、送電、配電事業を手掛ける。水力発電が中心で他のエネルギー源は独立発電事業者から購入している。【ソニー(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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