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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、政策決定が生態系に与える影響を地図で示すオンラインツールEnviroAtlasを公開

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2014.05.20 【情報源】アメリカ/2014.05.07 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、政策決定や計画立案の担当者が、その決定によって生態系にどのような影響が及ぶかを調べることができるウェブ上のマッピングツールEnviroAtlasを公開した。これは、EPAがアメリカ地質調査所や森林局等の連邦機関、州、非営利団体、大学などの協力で作成した、300以上のデータレイヤーを組み合わせるもので、ユーザーは各自のニーズに応じ、大気、水、景観、人口密度の状況を地図に示すことができる。たとえば新しい道路や公園の立地選定がどのような影響を及ぼすかがわかるという。
 またEnviroAtlasは、ユーザーが生態系とそのサービスについて学ぶツールでもある。生態系がどのようにきれいな空気や水をもたらし、ハリケーンや洪水から人々を守り、野生生物に生息地を、人々に食物や衣服、住居に使う材料を提供しているかがEnviroAtlasの地図上に示される。
 EnviroAtlasは、特別なソフトウェアは必要なく、コンピュータとインターネット接続ができればだれでも利用できる。今後、スマートフォンやタブレットでも使えるバージョンを開発する予定だという。EPAのパーシアセペEPA長官代理は「我々の健康と幸福、経済、安全保障はすべて、健全な生態系にかかっている。生態系に影響を及ぼす可能性のある決定をする際には、EnviroAtlasは、自然資源を保全しつつ豊かなコミュニティを築くために、利用できる最善の情報を提供する」としている。【アメリカ環境保護庁】

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