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環境ニュース[国内]

日立製作所、中小規模の分散型エネルギーでヤンマーエネルギーシステムと協業

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.05 【情報源】企業/2014.06.05 発表

 日立製作所は、中小規模工場や病院などの公共施設、商業施設向けの分散型エネルギーシステム事業で、ヤンマーエネルギーシステムと協業する。同社はヤンマー100%子会社で、空調、発電システムを手掛けている。両社の技術を組み合わせたシステムパッケージの販売を6月2日に始めた。中小規模の発電システムとして導入でき、ピークシフトを可能にする。
 日立が新開発した「マイクログリッドコントロールシステム」と、ヤンマーエネルギーシステムの「マイクロコージェネレーション」を使う。マイクログリッドコントロールシステムは、分散型エネルギーシステム全体を効率的に制御する。マイクロコージェネレーションは、ガスエンジン発電で発生した熱を給湯や冷暖房に利用してエネルギーロスを軽減する。
 工場、公共施設、商業施設でガスエンジン発電や太陽光・風力発電、蓄電池などを使った分散型エネルギーシステムの導入が拡大する中、利便性の高いパッケージでのシステム提案・構築が求められている。協業により、制御装置を含むシステムの基本構成が一度に提案でき、エネルギー制御や発電システムの効率運転によって使用電力の低減とCO2削減を図る。
 マイクロコージェネレーションは、医療・福祉施設、工場、飲食店などさまざまな業種に約6800基の納入実績がある。排熱の有効利用で省エネできるほか、停電時や電力不足時に自立運転機能で発電と熱供給が可能になり、事業継続計画(BCP)対応にも活用できる。分散型エネルギーシステム市場の成長を見込んで、両社はパッケージを積極的に販売する。【(株)日立製作所】【ヤンマーエネルギーシステム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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