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環境ニュース[国内]

竹中工務店、耐火集成木材の適用プロジェクトをショールームや教育施設に拡大

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.06.18 【情報源】企業/2014.06.18 発表

 竹中工務店は、耐火集成木材「燃エンウッド」を適用したプロジェクトをショールームや教育施設に拡大した。トヨタ自動車系販売会社を中心とする事業会社の持ち株会社、ATグループ(名古屋市昭和区)と、横浜商科大学高校(横浜市旭区)から受注した。都市部での木材需要の増加による森林サイクルの活性化で環境負荷の低減につなげる。
 燃エンウッドは、柱・はりなど構造部材用の耐火集成木材で、3層で構成される。純木の2層と、モルタルと木の1層がある。市街地に造る大規模建築物は、建築基準法で耐火にすることが求められることから、一般的な木造の柱・はりでは建設が困難だった。竹中工務店は、燃エンウッドの開発と、建築に適用するための周辺技術提案で実現した。
 ATグループからはショールームを受注した。4階建て延べ床面積4321.31m2で、大はりに燃エンウッドを採用した。環境対応車のイメージに合った、木を使ったショールームにする。横浜商科大学高校は地上4階、地下1階建て延べ床面積1989.28m2で、木造校舎へのニーズに応える。図書室などの柱・はりに使う。それぞれ2015年2月、3月までの工期を予定する。
 燃エンウッドはこれまで、横浜市都筑区の大型商業施設「サウスウッド」と、大阪市西区のオフィスビル「大阪木材仲買会館」に使用した。今回の受注による用途拡大を機に、大規模木造建築物の普及を図る。燃エンウッドは、適切な木材利用が森林整備の促進につながるとして2012年の「エコプロダクツ大賞」で農林水産大臣賞を受賞した。【(株)竹中工務店】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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