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環境ニュース[国内]

三菱地所、米国子会社がニューヨークに保有するビルが環境配慮建物の認証を取得

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.09.16 【情報源】企業/2014.09.10 発表

 ニューヨーク・マンハッタンの高層オフィスビル「1221アベニュー・オブ・ザ・アメリカズ」が、非営利団体の同国グリーンビルディング協会が開発・運用する環境に配慮した建物の認証「LEED」で「シルバー」を取得した。三菱地所の米国子会社、ロックフェラーグループ・インターナショナルが保有するビルで、今回は以前よりランクが上がった。
 LEEDは、建物の企画・設計から建築施工、運営・メンテナンスなどの項目を環境負荷や省エネの観点で評価する。「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「サーティファイド」の4段階で構成されている。米国で、既存オフィスビルが完成後に認証を取得する場合、環境性能が全米で上位25%程度と認められるレベルの高度な運営・メンテナンスを必要とする。
 1221アベニュー・オブ・ザ・アメリカズは、1972年に完成した。地上51階、地下5階建てで23万9488m2の賃貸面積があり、オフィス、商業用途に使われている。2009年にLEEDの「サーティファイド」認証を取得したが、水利用の効率向上などが評価されて「シルバー」になった。現在大規模なリニューアル工事を行っていて、環境性能を一層高める。
 工事は、エネルギー効率の高いエレベーターシステムの導入などで、2015年の完成を予定している。米国では、入居するビルを選定する際に、LEED認証を条件にする世界的企業が増加し、テナントを集めるうえで認証が競争力の向上につながる。米国で保有する主な認証ビルにはほかに、ワシントンDCの「ゴールド」2件、ニューヨークの「シルバー」1件がある。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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