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環境ニュース[国内]

日本軽金属、タイの断熱パネル事業で環境負荷が低いノンフロンに全面切り替え

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.09.25 【情報源】企業/2014.09.19 発表

 日本軽金属のタイの100%子会社、ニッケイ・サイアムは、断熱パネル事業で特定フロン(HCFC-141b)の使用を止め、環境負荷が低いノンフロンに全面的に切り替える。オゾン層破壊や温暖化への影響などを考慮した。同国中部に位置するチョンブリ県の工場で、製造設備を改良し、10月からノンフロンパネルを販売する。
 ニッケイ・サイアムは2012年7月から、東南アジアの食品低温流通用の冷凍・冷蔵倉庫、食品加工工場向け断熱パネルや、精密機械、電子部品生産のクリーンルーム用内装パネルなどの製造・販売を手掛けている。パネル製造工程で、発泡剤に特定フロンを使っていたが、ノンフロンのシクロペンタン(C5H10)にする。
 シクロペンタンは高い環境性能を持つ発泡剤で、オゾン破壊係数がゼロ、温暖化係数も従来の特定フロンの1.5%と極めて低い。タイの断熱パネル業界では初めて、シクロペンタンを使って生産する。環境負荷が高い特定フロンを使うことなく、環境に配慮した製品作りを推進することで、付加価値を高める。
 ニッケイ・サイアムがパネル事業を始めてから2年余りがたつが、設計から製造、施工までの各段階で高い品質を安定的に提供し、顧客から高い評価を得ているという。日本軽金属グループは、今後も東南アジアを中心に海外展開を積極的に進めると同時に、環境負荷を抑える製品生産に取り組んでいく。【日本軽金属(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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