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環境ニュース[国内]

富士電機、関連会社がインドネシアの水力発電所向けに発電設備の主要機器受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.10.03 【情報源】企業/2014.09.25 発表

 富士電機の関連会社で水力発電プラントの富士・フォイトハイドロは、インドネシアの水力発電所向けに発電設備の主要機器を受注した。2016年初めから順次納入する。水力発電所は、関西電力と現地電力会社のインドネシアパワーが共同出資するIPP(独立系発電事業者)が建設・操業し、インドネシア国営電力公社(PLN)に30年間、売電する。
 ジャワ島西部の西ジャワ州チアンジュール県のチタルム川流域に設ける「ラジャマンダラ水力発電所」で、46.6MW(4万6600kW)の設備容量がある。建設地の上流と下流で大容量の水力発電所が稼働し、両発電所の間の有効落差を利用する流れ込み式の水力発電を行う。新規のダム建設が不要なため、立地地域の社会環境への影響が少ない。
 富士・フォイトハイドロは、発電設備の主要機器として、カプラン式水車と発電機一式を供給する。カプラン式水車は、流量に応じて羽根の角度が調整可能な仕組みになっていて、通常のプロペラ水車より効率的に発電できる。発電所と付帯設備のエンジニアリング・調達を取りまとめる韓国エンジニアリング大手の現代エンジニアリングと契約した。
 インドネシアの水力発電比率は約9%だが、利用可能な水力エネルギー量の開発率は約6%と低い。政府は2025年までに再生可能エネルギー発電シェアを25%に引き上げる目標を掲げる。富士・フォイトハイドロは富士電機とドイツの水力発電機器大手、フォイトハイドロの折半出資会社で、日本と東南アジアで水力発電システムを販売している。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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