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環境ニュース[国内]

東芝、神奈川県横須賀市の自社遊休施設を活用した植物工場で野菜生産を開始

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.10.07 【情報源】企業/2014.09.30 発表

 東芝は、神奈川県横須賀市の自社遊休施設を活用した植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」で野菜の生産を始めた。10月下旬に出荷を開始する。ほぼ無菌状態の閉鎖型の植物工場で、リーフレタス、ベビーリーフ、ホウレンソウ、ミズナ、ハーブなどを年間300万株生産する。売り上げは年間3億円を目標にする。
 東芝クリーンルームファーム横須賀は、1969m2の延べ床面積がある。付着する雑菌数が土耕野菜と比べて1000分の1程度に抑えられるクリーンルームで育てる。そのため、雑菌による傷みが少なく長期保存可能な野菜ができる。長期間鮮度が求められるカット野菜やサラダ用としてスーパー、惣菜販売店、飲食事業者などに販売する。
 東芝クリーンルームファーム横須賀には、植物の育成向けに光の波長を最適化した蛍光灯や、均一な温度・湿度の環境を維持する空調機器など、東芝の最新機器を導入した。加えて栽培状況を把握する遠隔監視システム、こん包材などを消毒する除菌システム、生産管理技術など自社が保有する技術・ノウハウを活用している。
 東芝は、2014年度内に新たな大規模植物工場を海外に建設する。併せて、植物工場向けの機器やシステムの販売を始め、事業を拡大する。植物工場は、世界的に展開するヘルスケア事業の一環で、今後もグループ内の幅広い技術を融合させて製品、サービスを創り出すとともに、さまざまな販売ルートを確立して事業強化を図る。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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