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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、グループが苫小牧の農業プラントでトマトを出荷、スーパーで販売

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.23 【情報源】企業/2014.10.20 発表

 JFEエンジニアリングのグループ会社で、農産物生産を手掛けるJファーム苫小牧は、農業プラントで生産したトマトの出荷を始めた。道内のイトーヨーカドー各店舗や同市のスーパーで販売される。この農業プラント「スマートアグリプラント」は、北海道苫小牧市に開設した。最新の設備を組み合わせて栽培に最適な環境をつくり出す機能を備える。
 出荷したのは中玉トマトやミニトマトなどカンパリ、キャロルパッション、アイコ、イエローアイコの4品種で、JFEエンジとともにJファーム苫小牧に出資する施設野菜農業のアド・ワン・ファーム(札幌市中央区)グループを通じて販売が始まった。同市北区のイトーヨーカドー屯田店には、Jファーム苫小牧の特設コーナーも設けられた。
 スマートアグリプラントには、ガスエンジン・トリジェネレーションシステム(電気・熱・CO2併給)と、高度栽培制御システムを導入した。温度、湿度、光量などを自動制御し、天候や気候に関わりなく大量生産を可能にする。トリジェネレーションは電気・熱に加え、排ガス中のCO2を農作物に供給する環境負荷低減型のシステムとなる。
 プラントでは現在糖度9前後のトマトを生産しているが、今後はさらに糖度の高い10以上の高糖度トマトの栽培技術の確立を進め、「スマートルビー」のブランド名で北海道内外への出荷を目指す。8月下旬にはベビーリーフの出荷も始めている。プラントは工業団地内にあり、トマト、ベビーリーフの各栽培棟とエネルギー棟などを備える。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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