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環境ニュース[海外]

有害廃棄物の輸入が減少

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2002.07.19 【情報源】カナダ/2002.07.09 発表

 カナダ連邦環境省は7月9日、亊前処理なく埋立処理される有害廃棄物の輸入が大幅に削減したと発表した。その量は、2001年には10万6000トンで、これは2000年時の16万トンから34%減少したものであり、1999年時の23万5000トンからは、55%も減少したことになる。
 今後18ヶ月間のうちに、カナダ環境省は、有害廃棄物と有害リサイクル資源に関して、現行の規定を改正し、新しい規定を導入する予定。これにより、「1999年カナダ環境保護法」(Canadian Environmental Protection Act, 1999 :CEPA 1999)のもと、環境大臣は廃棄物リサイクル資源を環境的に健全に管理するための基準を設定し、この基準に基づいて輸出入が審査されることとなる。なおカナダに輸入される有害廃棄物(電池や金属廃棄物も含めて)は、そのおよそ半分がリサイクルされ、20%強が埋め立て処分されている。残りは、化学処理や焼却によって処分されている。
 カナダ政府はまた、アメリカ合衆国、メキシコ政府と協力して、有害廃棄物の管理に関する北アメリカ全体の方策を模索中。今年6月18、19日にオタワで開かれた環境協力委員会(Commission for Environmental Cooperation:CEC)の第9回通常会期では、カナダ・アメリカ間の有害廃棄物を追跡する実験的プロジェクトや、アメリカとメキシコ間の電子通知システムの可能性を調査することで、3カ国は合意している。【カナダ連邦環境省】

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