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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、メキシコで火力発電設備の大規模出力増強工事受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.08 【情報源】企業/2014.12.03 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、メキシコ電力庁(CFE)から同国の火力発電設備の大規模な出力増強工事を受注した。石炭だき火力発電設備4ユニットのタービンなど主要機器を更新して出力を増やすとともに、発電効率を高める。一括受注で、受注額は約2億ドル(約230億円)だ。
 MHPSのメキシコ拠点などを通して受注した。同国北部のコアウイラ州ピエドラスネグラスに位置するCFEのリオエスコンディド火力発電所1〜4号機を対象にする。工事は2017年2月に1号機で着手し、約半年ごとに各号機で始め、全工事の完了は2019年2月を予定する。発電所建設時にはMHPS(当時は三菱重工業とバブコック日立)が主要機器を納入した。
 同発電所は1982年の運転開始以来、地域に電力を供給してきた。今回、経年劣化した設備を更新し、現在の総出力120万kWを132万kWに増やすと同時に、高効率の発電所に改良する。MHPSは、蒸気タービンなどの主要機器と補機の設計・調達・製作から土木建設工事、据え付け、試運転まで担当する。CFEは、既存の発電設備の効率向上を課題にしている。
 これまでメキシコではCFEが国内の発電をほぼ全て賄ってきたが、同国では8月に発電事業で民間参入の門戸が開かれた。今後CFEも民間発電事業者と競争することになるため、出力を増やし、効率を高めることにした。MHPSは火力発電システム分野の高効率製品の製作・供給に加え、今回のような出力増強・高効率化工事を含め各国・地域のニーズに対応する。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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