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環境ニュース[国内]

イオンや花王、アサヒビールなどが業界を超え貨物列車運行、CO2を削減

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.12.10 【情報源】企業/2014.12.05 発表

 イオンの子会社で物流のイオングローバルSCM、花王、アサヒビールなどとJR貨物は、共同で専用の貨物列車を東京−大阪間で12月14日と21日に運行する。製品の輸送をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトでCO2排出量を削減する。トラックが不足する年末の旺盛な需要に対応する狙いもある。ネスレ日本、江崎グリコも参加する。
 専用貨物列車は、CO2排出量削減を目的に小売業やメーカー各社で結成し、イオングローバルSCMが幹事を務める「イオン鉄道研究会」がJR貨物と運行する。イオングローバルSCMが研究会に参加する19社に呼び掛けたところ、花王、アサヒビール、ネスレ日本、江崎グリコが賛同したことから、業界を超えたモーダルシフトが実現した。
 12月14日、21日とも東京貨物ターミナル駅(東京・品川区)と百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)間で運転する。東京午後10時58分発で百済に翌日午前6時23分に着く列車と、百済午後9時29分発で東京に翌日5時12分に到着する列車となる。列車は、12フィートコンテナ(長さ約3.6m、積載重量5t)120基、24車両600tで編成する。
 参加各社は、CO2排出量削減と年末の安定輸送を確保できる。イオングローバルSCMはこの専用列車で、イオンの自社ブランド「トップバリュ」の製造委託メーカーから集荷した商品を自社の在庫倉庫に輸送する。イオン鉄道研究会は今後もモーダルシフトを積極的に進め、企業のニーズに応じた弾力的な列車運行を実施していく。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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