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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、韓国の熱併給発電プラント向けにGTCC発電設備受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.11 【情報源】企業/2014.12.08 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、韓国の熱併給発電プラント向けにガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。最新のガスタービン「M501J形」を使った出力47万kWの高効率設備で、2017年5月の運転開始を予定している。韓国向けのM501J形受注は計14基に増えた。
 韓国建設大手のポスコ建設や韓国電力公社の発電子会社、韓国東西発電が出資する特別目的会社が設置する。GTCC発電設備は、設計・調達・建設(EPC)を担当するポスコ建設に、三菱商事との共同体で供給する。プラントはソウルの東約100kmの春川市に造り、新設する産業団地に電力供給するほか、近隣の新興住宅街で地域暖房に使う熱需要に応える。
 GTCC発電設備はM501J形ガスタービンと蒸気タービン、廃熱回収ボイラー、発電機などで構成する。MHPSはガスタービン、蒸気タービンなどの主要機器を製作・供給するとともに、長期保守契約を結ぶ予定だ。運転開始後はガスタービンなどの保守・管理、代替部品の供給とリモートモニタリングなどを行い、設備の安定した高効率稼働を支援する。
 GTCC発電はガスタービンで発電した後、その高温排ガスで蒸気タービンでも発電し、一部の蒸気は熱供給にも利用できる。高い燃費効率でエネルギーを有効活用し、環境負荷を低減する。2009年に市場投入したM501J形の受注累計は、50Hz用のM701J形を合わせて国内外で31基を数え、12基は営業運転を始めている。性能と信頼性が評価されて受注した。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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