イギリス、グリーンディール住宅省エネ改修助成を再開

エネルギー】 【掲載日】2014.12.19 【情報源】／2014.12.07 発表

　イギリスエネルギー・気候変動省（DECC）は、グリーンディール住宅改修助成資金（GDHIF）の2回目の募集を開始する。2014年12月10日から新規申請を受け付け、申請者は申請が認められれば、住宅の壁や床の断熱工事、複層ガラスや新ボイラーの設置などに最大5600ポンドの補助を受けられる（対象はイングランドとウェールズ）。DECCは、今回の募集は総額最大3000万ポンドを見込んでおり、その後の追加受付も3カ月ごとに発表するとしている。次回の発表は2015年2月の予定である。この3000万ポンドの資金は、（1）壁断熱、（2）制度の対象として認められている改修項目リストから2件、の2つのカテゴリーに区分され、それぞれ最大2400万ポンド、600万ポンドの予算が充てられている。それぞれのカテゴリーで上限に達した時点で申請の受付は締め切られる。
　2014〜2017年の住宅省エネ改修費用として4億5000万ユーロが割り当てられていたが、2014年10月に1億ポンドが追加された。今回の3000万ポンドは、この1億ポンドの一部にあたる。グリーンディール住宅改修資金は、2014年6月の開始以降2万世帯以上を補助している。【イギリスエネルギー・気候変動省】