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環境ニュース[国内]

栃木県小山市、絶滅危惧種の鳥「チュウヒ」パンフレットで特徴など解説

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2015.01.29 【情報源】地方自治体/2014.11.07 発表

 小山市は、渡良瀬遊水地に飛来する絶滅危惧種の鳥「チュウヒ」について、観察ポイントや特徴などを解説したパンフレット「チュウヒの里おやま」を作成した。遊水地で越冬するチュウヒについて知ってもらい、保護活動に役立ててもらうのが狙い。
 本州以南最大の湿地である渡良瀬遊水地は、総面積約3300haのうち約1500haは国内最大級のヨシ原で覆われており、絶滅危惧種44種類を含む252種類の野鳥が確認されている。
チュウヒは体長50〜60cmで、翼が長めのタカの一種。低空飛行し、ネズミなどを捕食する。春から夏にかけて、ロシア南東部や中国北部、北日本で子育てする。ヨシ原を好み、毎年30羽前後が渡良瀬遊水地に飛来するのが確認されており、日本有数の越冬地になっている。特に、小山市生井の「生井桜づつみ」近くにある貯水池周辺でよく観察できるという。
 市は2012年と13年、NPO法人オオタカ保護基金に依頼し、チュウヒの生息状況を調査。ノスリ、トビとの見分け方のほか、狩りの方法や獲物、生息分布などの情報を盛り込んだパンフレットを作成した。計1万部を公民館や図書館、道の駅、観光協会などに配布した。渡良瀬遊水地ラムサール推進室 TEL:0285-22-9354【栃木県小山市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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