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環境ニュース[国内]

丸紅、欧州化学品大手グループのフランスの工場・施設向け熱電併給事業に参画

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.09 【情報源】企業/2015.03.05 発表

 丸紅は、欧州化学品製造大手のSolvay(ソルベイ)グループ(ベルギー・ブリュッセル)がフランス・リヨン市に保有するポリマー(重合体)、食品添加物工場と関連施設向けに熱電併給を行う事業に参画する。ソルベイ傘下のエネルギーサービス会社、フランス預金供託公庫(CDC)子会社のCDCIと合弁会社を設立して実施する。長期契約を結んだ。
 熱電併給事業は、リヨン市のローヌ川沿いにあるケミカルバレーと呼ばれる化学工場密集地帯に、合弁会社が設備を設けて展開する。出力42.7MW(4万2700kW)のガスタービン発電機、蒸気を毎時90tつくる排ガスボイラー、同180tのガスだきボイラーを保有して運転し、近隣にあるソルベイ工場と、外部の2工場に対して効率的に熱と電気を供給する。
 この地域では今後も引き続き熱蒸気の需要が見込まれることから、この件の安定操業を確認した後、供給エリアの拡大を検討する。丸紅は、ソルベイがフランスのラ・ロシェル市に持つレアアース(希土類)工場向けに2013年9月から熱電併給を行っていて、今回が同国で2件目だ。丸紅は今後、世界のソルベイや他企業の工場への事業を拡大する。
 ソルベイは欧州をはじめ米州、アジアに110以上の製造拠点がある世界トップ水準の化学品メーカーで、競争力を高めるため工場のエネルギー効率改善を進めている。CDCIは、フランス政府が100%保有するCDC傘下のエネルギー・インフラ関連設備投資管轄会社として、エネルギー効率改善プロジェクトを促進する。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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