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環境ニュース[国内]

カゴメ、セネガルでトマト栽培・加工の準備調査を三井物産と開始、JICAに採択

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2015.03.11 【情報源】企業/2015.03.06 発表

 カゴメは、西アフリカのセネガルでトマト栽培・加工事業の準備調査を三井物産と共同で始める。国際協力機構(JICA)の「協力準備調査(BOP=低所得層=ビジネス連携促進)」に応募して採択された。トマトペーストが食文化に根付いている同国でトマト加工業を発展させて農家の収入増加と安定化を図り、食料自給率の向上と貧困削減を目指す。
 セネガルは農業従事者が労働人口の過半数を占め、生産性の低さが原因で貧困に苦しんでいる。主食の米も輸入に頼り、トマトも同様の状況という。西アフリカではトマトペーストが基礎調味料として不可欠な半面、トマト栽培に適した気候であるにも関わらず栽培技術が未熟なため品質・価格の両面で競争力のあるトマト加工品が製造できていない。
 トマトペーストは現在、ほぼすべて中国からの輸入品に依存している。人口増加に伴って今後トマトの消費拡大が予想されることから、カゴメはセネガルで栽培・加工事業の準備調査を行うことにした。カゴメが保有するトマト事業の技術やノウハウを活用することで同国の農業生産性を上げ、競争力のあるトマト加工品を作ることができるようにする。
 JICAの協力準備調査(BOPビジネス連携促進)は、途上国でBOPビジネスを計画する日本企業の提案に基づき、ビジネスモデル開発、事業計画策定、JICA事業との連携可能性検討に必要な調査費用を1件5000万円まで支援する。調査期間は最大3年間となる。2010年から実施されている。セネガルでのトマト栽培・加工の調査は2014年度第1回で採択された。【カゴメ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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