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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、サンゴの再生計画を発表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2015.03.18 【情報源】アメリカ/2015.03.05 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、急激に減少しているサンゴの再生計画を決定した。対象となっているのはエルクホーンサンゴ、ミドリイシサンゴの2種で、これらは、かつては優占種であったが、汚染や病気、繁殖低下等の影響で、19270年代以降92〜97%減少している。サンゴが造る礁は、健全な海洋生態系と経済価値の維持に極めて重要で、NOAAは絶滅危惧種法(ESA)の下で2006年にこれら2種を、近い将来絶滅の危機に瀕する可能性の高い(Threatened)種に指定した。その後、絶滅のおそれがある(Endangered)種に格上げする検討もされたが、最終的には 2014年にThreatened種として発表した。
 再生計画は、州、連邦、学術機関のメンバーで構成されるチームによって作成された。再生計画は規制措置の提案はしておらず、サンゴの群集再生への方法を示したロードマップとして、研究・モニタリングから、減少要因の改善、養殖まで、サンゴ群集の回復に必要な24項目の対策を挙げている。【アメリカ海洋大気庁】

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