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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、傘下がケニアで小水力発電を実施、UNIDOと正式契約締結

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2015.03.30 【情報源】企業/2015.03.23 発表

 日本アジアグループ傘下で小水力発電システムのシーベルインターナショナルは、ケニアで小水力発電プロジェクトを実施する。国連工業開発機関(UNIDO)が推進するアフリカ支援プログラムに採用され、正式契約を結んだ。シーベルが保有する超低落差マイクロ水力発電システムの独立電源向け水車システムを設置する。
 プロジェクトは無電化村への電力供給を目的にケニア南部のムエア地区で行う。同地区は同国を代表する稲作地帯だ。同国中央部に位置する、最高峰のケニア山に由来する水量が豊富にあり、かんがい用水路が整っている。農業用水路のように落差が小さくても設置できる、超低落差マイクロ水力発電システムの技術が評価された。
 ムエア地区の農業用水路に出力約20kWのシステム1ユニットを取り付けて発電し、無電化村に電力を供給する。5月中旬の設置完了を予定している。超低落差マイクロ水力発電システムはシーベルが開発した流水式システムで、落差を利用する従来の水力発電と異なり、落差がない水路や3m以下の低落差水路でも発電できる。
 シーベルは、新興国のインフラ整備に貢献するプロジェクトとして積極的に取り組む。同時に、UNIDOの支援プログラムへの採用を弾みに、超低落差マイクロ水力発電システムの普及拡大を図る。UNIDOのアフリカ支援でシーベルは、エチオピアの無電化村・無電化学校向けプロジェクトにも採用され、4月に設備を設置する。【日本アジアグループ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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