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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、イラクの火力発電所改修工事を受注、復興を後押し

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.04.06 【情報源】企業/2015.04.01 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、イラク電力省からハルサ火力発電所4号機(出力20万kW)の改修工事を受注した。同発電所は、同国南部のバスラ州に位置する。老朽化した発電設備の主要機器更新を含む大規模な工事で、同国の戦争からの復興を後押しする。
 ハルサ火力発電所はガス・油だきで、当時の三菱重工が1980年に発電設備を納入し、地域への電力供給で重要な役割を持っていた。しかし3度の戦争で設備の一部が破損したうえ、老朽化も進んだ。工事対象の4号機は、出力を定格の4割ほどに落として運転している。そのため主要機器を更新して定格運転を実現する。
 改修工事では、中核機器を構成するボイラー、蒸気タービン、発電機の主要部品を新しくする。同時に、計装装置にも最新の分散型制御システムを導入するなどして設備の信頼性を向上させる。据え付けなど現地での工事はトルコのエンジニアリング会社、GAMAパワーが担当する。工事の完了は2017年5月を予定している。
 MHPSはハルサ火力発電所以外でもイラク電力省向けに、当時の日立製作所が火力発電所改修工事を多く手掛けている。今回の改修工事を通じてイラクの電力供給機能の復旧を支援し、安定した電力供給と発電の効率化に協力して復興を支える。改修工事の資金には日本政府がイラク政府に供与する円借款が活用される。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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