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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、蓄電池システムを使った節電サービスの米企業に出資、日本で販売

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.04.27 【情報源】企業/2015.04.23 発表

 伊藤忠商事は、米国のベンチャー企業、グリーン・チャージ、ネットワークス(GCN、カリフォルニア州)に出資する。GCNは定置用リチウムイオン蓄電池システムを使った節電サービスを手掛けている。米国に加え、日本を含む海外で同社の蓄電池システムを販売する。米国の電力関係投資会社と設立した投資合弁会社を通じ、第三者割当増資を引き受ける。
 投資合弁会社はGCNの株式の50%以上を取得する。伊藤忠の総投資額は5億円程度となる。GCNは2009年に設立され、従業員は約30人だ。定置用蓄電池システムを遠隔から制御・監視するソフトを開発し、最大需要(ピーク)電力を削減して電気料金を抑えるサービスを実施している。ソフトと蓄電池システムの最適化により、2015年に本格的にサービス展開を始めた。
 カリフォルニア州、ニューヨーク州でコンビニのセブンイレブン、薬局のウォルグリーンなどの小売りチェーンや公共施設にサービスを提供している。伊藤忠は米国で拡大を図るとともに、日本やアジアの大都市でソフト、蓄電池システムの販売を進める。金融、メンテナンスなどを絡めた蓄電池システムの新たなビジネスモデルの構築も検討する。
 伊藤忠は、環境に配慮したビジネスとしてリチウムイオン蓄電池関連事業を推進し、今回のGCNへの出資もその一環で行う。現在、正極材、負極材といった主要部材の開発・製造・販売事業に参画しているほか、蓄電池システムの販売にも取り組んでいる。今後は、伊藤忠が調達するリチウムイオン蓄電池をGCNの事業で活用することも視野に入れる。【伊藤忠商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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