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環境ニュース[国内]

三菱商事、東京電力とともにカタールのガス火力発電・造水プロジェクトに参画

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.05.27 【情報源】企業/2015.05.25 発表

 三菱商事は、東京電力とともにカタールのガス火力発電・造水プロジェクトに参画する。2社の共同出資会社がカタール電力・水公社と25年間の長期売電・水契約を結ぶことで合意した。共同出資会社は今後、カタール発電造水会社、カタール国営石油会社などと事業会社を立ち上げ、カタール電力・水公社と正式に契約する。
 カタールの首都ドーハの南約20kmの場所に、出力240万kWの天然ガスコンバインドサイクル発電所と、1日59万m3の能力がある海水淡水化設備を建設・保有し、25年間運転する。2017年にカタール電力・水公社への電力と水の供給を始める。共同出資会社は三菱商事が98.5%、東京電力が1.5%出資している。
 事業会社の出資比率は、共同出資会社が30%、カタール発電造水会社が60%、カタール国営石油会社が5%などとなる。カタールは埋蔵量世界3位の天然ガス生産・輸出に支えられ、安定した経済成長を維持している。このプロジェクトは、それに伴って大きく増加する電力・造水需要に対応する国家的な事業に位置付けられる。
 三菱商事はプロジェクトを通じてカタールの電力・水の安定供給に貢献するとともに、これを弾みに世界各地の電力・水需要の増加への対応に向け、同国をはじめとする中東を含む世界規模で発電・造水事業を進める。共同出資会社の三菱商事の比率を2015年度前半に引き下げ、東京電力を最大33.3%にすることを検討している。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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